米国視察 新ビジネスモデルを学ばせてもらう

新たなビジネスモデルを研究するため、アメリカのユタ州に1週間行ってきました。

Century21EVEREST

屋上から。絶景!

センチュリー21全米のトップ会社、EVERESTグループの代表者さまと、トップエージェントの方たちにインタビューの機会をいただきました。優秀な企業の経営者、経営幹部ほど、自社のビジネスモデルの公開には極めておおらかです。全ての質問を快く受け入れていただくと同時に、自社のコアバリュー、強み、弱み、戦略、報酬形態など、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。感謝!ソルトレイクシティはシリコンスロープと言われるほど、シリコンバレーの影響を受けやすくなってます。所得、不動産価格、物価も想像以上に高かったです。

経営の基本はどの国でも同じ?(環境や分化の違いは関係ない?)

アメリカの不動産仲介における労働市場は、基本的にフリーエージェントスタイル(固定給が無い、完全歩合制)です。そして個人の働き方(休みや労働時間)が優先できる代わりに、結果・成果主義に基づく雇用環境(のはず)です。お互い結果が出ればOK、ダメなら解雇、というドライな関係。(だと思ってました)そういった環境の中で会社がエージェントをどのようにマネジメントしているのかが最大の関心事だったわけですが、エベレストグループでは、まずエージェントがお客様というポジションを取り、理念の浸透、人財教育、定着、会社の魅力作りなど、日本の中小企業に多く見られる経営とマネジメントをされていました。驚きであり、まだまだ研究の余地有りです…

デジタルよりアナログ

不動産仲介ビジネスの最も基本的活動はお客様(=情報)を集めることです。私がこの業界に身を投じた1988年頃は①飛び込み②電話営業③オープンハウスといったアナログ営業でした。その後Windows95が登場し、2000年頃からは①WEBサイト②メールが中心となり、これからはSNSの時代に突入すると思います。アメリカではその最先端を行っているのでは?と思ってましたが、ここユタ州ではアナログのままでした。未だに①飛び込み②電話営業③オープンハウスが中心だったのです。よくよく研究すれば、奥は深く、今なぜ、そういうビジネスモデルが成り立つのかがわかりましたが、パッと聞いただけでは驚き(2回目)でした。

エージェントブース。 最初はここから。

 

成績が優秀になるに従いブースが広くなる

 
 
 
 

個々のメールボックス。小さっ!

 

案内Car!

違いを作り出すことが大事

買うモノ・コト・サービスが同じなら安い方、得だと感じる方が良いです。当然、提供する側は同じにならないように、常に違いを作ろうとします。同じになってしまうと価格競争は避けれません。今回インタビューさせていただいた経営者も、チームリーダーもその事を強く認識され、当たり前だと思われている常識、考え方を少しずらすことで違いを作られていました。しかしその違いもいつかは真似され、同質化して、価格競争になる。そのコトがわかっている経営者、リーダーは、常に違いを作り出す事に情熱を持って取り組んでいます。特に優秀なチームリーダーほど、違いを出すことが上手ですね。

経営環境、市場環境、雇用形態、地域柄、国の文化、人種、などの違いを見るのではなく【やり方】の違いをどうやって作り出していくのかが大事であるということに気づいた今回の旅でした。

 

【あとがき】

短い滞在でしたが、睡眠時間を削ってフル稼働!勉強→ランチ→勉強→ディナー→MTGの繰り返し。

1人帰国は、サンフランシスコで乗り継ぎ時間が4時間以上あったので、電車で市内へ!

折角なので1Rほど。@SLC