内部環境を変えるか。外部環境を変えるか。
思うような結果を得れないとき、自分の実力を見つめ直し、実力を上げる方向へ行くのか?それとも今の実力で勝負できる環境(事業)へシフトするのか?1人ビジネスは自分で決めなくてはなりません。
不動産業で考えてみる。
不動産業は売買・賃貸・仲介・管理に分けられます。最近では仲介業の会社が自社で土地やマンションを買取り、転売をする売買事業に参入しているケースが増えてます。これは仲介業の宿命と言われる広告費や人件費を仲介事業だけで賄いきれなくなっているために、広告費や人件費が比較的小さくても出来る売買事業にシフトしているためです。ここで考えるべきは、自社内の実力はそのままで、事業領域だけを変えている点です。仮に仲介事業よりも売買事業の方が利益が出てくるとするならば、それは内部環境(自社の体制や実力)が売買事業向きなのか、外部環境(事業環境)が売買事業に追い風なのかを理解しておく必要があります
ゴルフで考えてみる。
ゴルフ、上手くなって良いスコアを出したい。ゴルフが好きなら誰でも思う事です。上手くなりたいなら練習するしかありません。内部環境(自分自身)を鍛え、育てることです。しかし、練習なんかしなくても、条件の良い日を選び、優しいコースを選び、フロントティーでプレーすれば、今の実力を変えなくても良いスコアを出す確率は上がります(外部環境を変える)
内部を変えるか、外部を変えるか。
どちらが良いかという二者択一ではなく、自分らしいと感じる方を「より大事」にして、両方に取り組むようにしています。内部環境の変革は自分自身の軸を作る中長期的なことであり、外部環境の変革は短中期的に結果を作り出すため(利益を出すため)であり、どちらも必要です。生きてくためにお金が必要なことは十分にわかっています。しかし、仕事をする意味、働く意味は、お金だけでない【何の為に】を中心に置くことが最も重要だと思うからです。
内部環境を変える(社内の、自分の実力をあげる)には、その事業は何の為にやるのかという根底の軸を意識する必要があります。
外部環境を変える(事業領域を変える)には、その事業の投資効率(儲け)を考える必要があります。
まとめ
仲介事業の利益が出しにくくなってきたので売買事業(買取)にシフトするというのは安易にも思えます。仮に売買事業で利益が出たとしても、内側を変えずに外側だけを変えているので自社の実力は変わってないのです。儲かる事業はいずれ競争激化〜価格競争になり利益が出にくい環境になります。売買事業の追い風もいずれは止みます。その時に内部の実力が変わってないと行き先が見えなくなるからです。仲介事業から売買事業にシフトする会社が増えている今こそ仲介事業の魅力を考え、事業モデルを再構築していけば良いのではないかと思います。
【あとがき】
今度の日曜は月例競技会。今年の目標に掲げたシングルハンデ取得まで「あと1」外部環境は変えられませんから(同じゴルフ場です)内部環境(自分の実力)を変える為に「何の為にやるのか?」を見つめ直さないといけませんね(笑)